Air Headz

BassMusic,Karnival,Toropical,Moombahton,Dubstep,Glocal,,,,more all music

名古屋在住のカナダ人と嫁のユニットLullatoneの新しいアルバムが、のんきすぎで良いです。
もともとMorrから出てきたエレクトロニカだった気がしますが、この頃は生楽器が増えてトクマルシューゴに近いトイポップになってきていますね。
ただのんきで可愛い音楽と言うより、どこかノスタルジックで軽くメランコリー、古き良きMorr一派に聴こえて、実はPlone的な軽いまどろみ感と個人的には思っています。

アルバムは最近増えてきたbandcamp経由のリリースでも売っています。8ドル。
マージンゼロでアーティストが直接売るBandCampの方式は、今のところ使い勝手も良くてアーティストの利幅も大きくて、今後に期待しています。
http://lullatone.bandcamp.com/album/soundtracks-for-everyday-adventures

1960年のジョン・ケージのパフォーマンスWaterWalkです。
ストップウォッチを片手に、適切な間で生活音を配置していくこのパフォーマンスは、ケージの緊張感に対して、動作のおかしさから起こる観客の笑いの距離感が個人的に面白いです。
ただ、これってストップウォッチ含めてパフォーマンスなんじゃね?とも思わなくもないです。

圧力鍋の湧く音、 花瓶を湯船に入れる音、グラスに水を入れる音。これらの音の心地よさ、これを配列して前後関係で繋がりを楽しむ面白さ、エレクトロニカの面白味と繋がるこの感じ、ケージの事はやっぱ時々思い出したほうがいいなと思いました。

チャラチャラDubstepのRuskoが新曲のPVをアップしてました。3月に出るアルバムのリードシングル。次のアルバムで開き直り度満点の予感がします。
気づいたら、この辺のチャラDubstepをBrostepと呼ぶそうで、SklillexとRuskoを2巨頭にアメリカのポップシーンに食い込み出しているようですね。
シリアスなDubstepからは軽薄な音楽と叩かれてるっぽいですが、個人的にはドラムンベースに対してのラガジャングルの時と同じに感じます。
そういえば、当時M-beatボイコット運動とかあったみたいですね。
Dubstepは強度のあるジャンルだろうし、今は時代の音楽として消費しつくされるのも良いのでは?と、思ったりします。必然的に残るものが後に名曲、名盤になるじゃないですか。
http://youtu.be/-0oNU5wJEP0
M-beatとGeneralLevyは、今聴くと、あの当時感じたセルアウトの印象は無く、ただただクールな音楽です。

Clarkのアルバムがそろそろ出るようで、新曲がフリー配信されています。
より洗練されたアナログシンセと音響を聴く事ができます。デビューから安定してずっと面白い優等生なアーティストですが、ここ数年ビンテージシンセを多用するようになってから、繊細さとともに野太い荒々しさがとても良かったので、今回どんな感じか楽しみですね。

Warpといえば、エレクトロニカオリジネーターが多く在籍していますが、Warpで面白いのは新人ばかりで、このオリジネーター層の劣化がなんだか悲しいです。
Aphexの去年のライブのガッカリ感は逆に必見です。http://youtu.be/Dph-bkJL_wM
 そういう意味で、Clarkの安定感はなんだか頼もしいです。

昔見た夢や、他人の思い出に入り込んでしまったような、ノスタルジックなまどろみを感じるアンビエント、The Caretakerは冬にこそ合う気がします。
レコードのヒスノイズを効果的に使いながら、過剰な空間エフェクトを楽器に施す。古い音楽のようで、ミニマルダブと同じような心地よさになっています。ポストクラシカル以降からエレクトロニカに回帰していくような、不思議な音楽です。
丸い石にマッチ棒が一本刺さっている油絵のジャケットからも、詩的で哲学的な含みを感じます。こういうのは寒い日に聴くとほんとに良いです。
 

パンク、ノイズ、ポップ。かっこ良すぎるでお馴染みのSleigh Bellsが来月ニューアルバムReign of Terrorを出すようです。
http://player.vimeo.com/video/32696531?
AtariTeenageRiotが90年代の亡霊であるなら、SleighBellsの都会的なスタイリッシュさは今のパンクなんだろうと思います。
貼ったPV、2分過ぎの上げ方はホントかっこ良いって言葉につきます。
今年ははじめから注目アルバムがやたら多いなー。 

ラテン・ジャズの生ける伝説がパスコアールなら、電子音楽の生ける伝説といえば、ジャン・ジャック・ペリーでしょう。底抜けに楽しくて愉快な音楽、聴いた人をバックボーン関係なくハッピーにする音楽は、改めて偉大だと思います。
そりゃエレクトリカルパレードのオープニングに使われちゃいます。
http://youtu.be/JXBoaD519P8 
80歳近くになって出した、LukeVibertと共作アルバムも愉快なムーグ使いは健在でした。
http://youtu.be/4Xm_FgHRbJQ
 
余談ですが、ディズニーといえば著作権に超厳しくても有名ですが、エレクトリカルパレードに使われているBaroque Hoedownは無許可で勝手に使われているらしいです。ペリーがディズニーランドに行った時初めて知って、驚いたとかなんとか。

AIRの2月に出るアルバムのタイトルが「月世界旅行」とのことです。
月世界旅行はフランスの作家、ジュール・ヴェヌルが19世紀後半に発表した小説で、これをモチーフに制作されたアルバムと思われます。
1902年に今からちょうど110年前に、ジョルジュ・メリエスによって無声映画として制作されています。
この110年前の映像に手彩色を加えたものが、アルバムの初回特典DVDに収録されるそうです。
モンド、イージーミュージックをフランスおしゃれに仕立てているAIRの音楽と、100年以上前のチープなSFなのに品の良い映像は、とてもマッチしています。
http://youtu.be/hCPK2KQ5V0o
http://youtu.be/H0ptED56XEY
http://youtu.be/38YVp3fYxvM
そういえば、AIRのファーストアルバムのタイトルはMoonSafariでした。フランス人はロマンチストです。 

紅白歌合戦の嵐が良かったと聴き、Youtubeでみると、大型スクリーンの映像にパフォーマンスを同期して合わせる手法でやってました。どうも映像制作は、名物社長のいるチームラボのようです。
http://youtu.be/ZmlkmVoPuQA
去年の年始に、早乙女太一の殺陣とやったインスタレーションはかなりかっこ良かったです。
で、この手の手法って他にもあるかなと調べると、こんなのを見つけました。
オーストラリアのコンテンポラリーダンスの集団、Chunky MoveのMortal Engineという作品のようです。これはかなりヤバイです。コンテンポラリーダンスとこの手法は、とても相性が良いのか、ダンス、映像、音楽が有機的にシンクロ、リンクしていて、強固な表現になっていると思います。粒子、にじみ、影の表現が素晴らしく、また、音楽そのものもかなり良い。
日本公演を是非期待します。それと、一度やっぱりdumb typeをちゃんとみなきゃと思います。

この手法について、誰がオリジネーターかパクリかと荒れてる様子も見かけましたが、初見がセンセーショナルなだけで、パントマイムの延長とか思ってしまうと、誰かが画期的に最初にやった気があまりしません。専売特許化せず、いろんな人が試して、内容が良いのをもっとみたいです。